David Live/デヴィッド・ボウイ・ライヴ(1974.10.29発表)

diamond dogs

「デヴィッド・ボウイ・ライヴ」はデヴィッド・ボウイの最初の公式ライブアルバムとして発表されました。

このライブは1974年6月14日(モントリオール)〜7月20日(ニューヨーク)までの「ダイアモンド・ドッグズ・ツアー」の一部を切り取った記録です。

デヴィッド・ボウイは演劇の要素をふんだんに取り入れ「ダイヤモンドの犬」の世界であるハンガーシティを舞台上に再現したと言われています。(筆者は見たことがありません)

この頃の映像がもし残されているとしたら、是非見てみたいと切望しています。

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収録曲とサウンド

David Live

Disc-1

  1. 1984
  2. Rebel Rebel
  3. Moonage Daydream
  4. Sweet Thing
  5. Changes
  6. Suffragette City
  7. Aladdin Sane
  8. All The Young Dudes
  9. Cracked Actor
  10. Rock ‘n’ Roll With Me
  11. Watch That Man

Disc-2

  1. Knock On Wood
  2. Here Today Gone Tomorrow
  3. Space Oddity
  4. Diamond Dogs
  5. Panic In Detroit
  6. Big Brother
  7. Time
  8. The Width Of A Circle
  9. The Jean Genie
  10. Rock ‘N’ Roll Suicide

※2005年3月30日のトニー・ヴィスコンティによるリイシュー収録曲

「ダイヤモンドの犬」はロックアルバムなのですが、このライブではファンキーな音作りとなっています。

参加したミュージシャンは以下。

  • ガイ・アンドレサーノ(cho)
  • ハービー・フラワーズ(b)
  • マイク・ガーソン(synth/p)
  • リチャード・グランド(flt/sax)
  • マイケル・ケイメン(oboe/p/synth)
  • トニー・ニューマン(ds)
  • ウォーレン・ピース(cho)
  • パブロ・ロサリオ(perc)
  • デヴィッド・サンボーン(flt/sax)

サウンドの特徴となっているのはマイク・ガーソンらのピアノやデヴィッド・サンボーンらのサックスです。

スパイダース・フロム・マースの時の洗練された感じではなく、よりアメリカナイズされたファンクを聴くことができます。

さらにこの頃のボウイはコカインを多用していたため、声もかすれ気味です。
そのボーカルがファンク色を増す効果を生んでいるようです。

デヴィッド・ボウイのライブの記録として後に発売された「Live Santa Monica ’72」と比較すればサウンドの変遷を明確に知ることが出来ます。

……

デヴィッド・ボウイは薬物使用に加えて、バンドメンバーとの金銭問題等を抱えており、万全のコンディションで収録されたサウンドとは言い難いようですが、ボウイのある種特別でリアルな音を伝えてくれるライブ・アルバムとして、これ以上の記録はありません。

「A Portrait In Flesh」(関連アルバム)

同時期のライブサウンドを伝えるアルバムとしては「A Portrait In Flesh」があげられます。

このアルバムはRCA/Castle Recordingsによって1996年にオーストラリアで発表されたものです。

「David Live」に収録されていない以下の曲を聴くことが出来ます。

  • Intro
  • It’s Gonna Be Me
  • John I’m Only Dancing

「Intro」は9分57秒も収録されています。
この部分はハンガーシティーの効果音や犬や猫の鳴き声などが収録されており、ライブがシアトリカルなものであったことをサウンドとして裏付けるものです。

冒頭にも記しましたが、映像の記録があったとしたら是非発表してもらいたいものです。

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